TOP男の髪形セット初心者におくる、失敗しないワックスの使い方

セット初心者におくる、失敗しないワックスの使い方

つけすぎない・ナチュラルに仕上げる・無理に動きを出そうとしない。


ヘアクリームやジェル、ヘアスプレーなど、男性が髪の毛のセットに使用するスタイリング剤はたくさんあります。

さて、今回はその中でも定番中の定番の整髪料・ワックスの使い方を私個人(30代・男)の事例も交えながらお話していきたいと思います。

・ワックスを買ってみたはいいものの、使い方がよく分からない。

・ワックスって「上手に使えて当たり前」のようなイメージがあるから、セットの仕方をまわりの人に聞きづらい。


こんなことをお考えの人の参考になれれば幸いです。


このページに掲載している文章・画像の引用や転載はご遠慮ください。

目次

1.髪の毛をしっかりと濡らす⇒ドライヤーで半乾きの状態まで乾かす。

2.ワックスを少量手にとる。

3.ワックスを手のひらで透明になるまで伸ばす。

4.手のひらを使ってワックスを髪の毛全体になじませる。

5.手ぐしで髪の毛を整えていく。

6.指先を使って髪の毛に動きを出していく。

7.まとめ(6つ)

.髪の毛をしっかりと濡らす⇒ドライヤーで半乾きの状態まで乾かす。

詳しくはドライヤーの使い方をお読みいただければと思うのですが。

ワックスをつける前に髪の毛をしっかりと濡らす理由は3つあります。

1.寝グセをきっちりと直すため。

2.整髪料をつける前にドライヤーで髪の毛の形(ヘアスタイル)をある程度整えておくため。

(=整髪料をつけなくてもそこそこの見た目になるようにしておくということ。それに、その方が後でセットしやすい、セットが上手くいきやすい)

3.完全に乾いた髪の毛をドライヤーでブローするよりも、濡れた髪の毛をブローする方が髪の毛の形を整えやすい。


ドライヤーで髪の毛を半乾きの状態まで乾かすのは、その状態が1番整髪料がなじみやすいからです。

.ワックスを少量手にとる。

まずはワックスを少量手にとります。目安としては、指先でちょっとすくうくらいの量がいいでしょう。

ワックスを少量手にとる。
はじめは「ちょっと少ないかな?」というくらいの量でOK。


ここで気をつけておきたいことは、いきなり大量のワックスを手にとらないことです。いきなり大量のワックスを髪の毛につけてしまうと、つけすぎてしまうことがあります。

ワックスをつけすぎると仕上がりの見た目がイマイチ&手触りがベタベタになります。それだけではなく、髪の毛が粉をふいたり、場合によっては頭皮がかゆくなってしまうこともあります。

「自分の髪の毛にはどのくらいの量のワックスが適量なのか」というのは髪質や髪の長さ、ワックスの種類によって違ってくるので一概には言えないのですが。

一度に使用するワックスが少ないぶんには、必要に応じて適宜つぎ足すことができます。
ですので、ワックスを使用しての髪の毛のセットに慣れないうちは、まずは少量のワックスを手にとり、様子を見ながら少しずつ足していくようにするといいでしょう。

「自分の髪の毛にはどのくらいの量のワックスが適量なのか」は、セットの回数を重ねて慣れていくうちに肌感覚で分かるようになってくるので、はじめのうちはあまり気にしなくても大丈夫です。

⇒関連:ワックスの種類と選び方

.ワックスを手のひらで透明になるまで伸ばす。

両手をすり合わせて先ほど指先にとったワックスを透明になるまで伸ばします。

ワックスを伸ばす
ワックスの白い色が見えなくなればOK。


ワックスつけすぎ
ダメな例。ワックスがまだ透明になっていません。


手のひらにワックスの白い色が残ったまま髪の毛をセットしてしまうと、セットに失敗してしまうことがあります。

具体的には、

・ワックスの白い色がそのまま髪の毛についてしまい、その部分がダマのようになる。

・髪の毛がダマのようになると見た目がよくないうえ、手触りもベタベタになる。

・ワックスをつけてから時間がたつと粉をふくこともある。(夕方以降にふくことが多い。しかも自分では気づかないことが多いからやっかい)


それに、手にとったワックスを手のひらで伸ばしても透明にならないということは「一度に大量のワックスを手にとりすぎている」と考えることもできます。

言い方をかえますと「手のひらでワックスを伸ばして透明になるかどうか」を「一度に手にとっても大丈夫なワックスの量の目安にすることもできる」ということですね。

.手のひらを使ってワックスを髪の毛全体になじませる。

手の内側
手のひらというよりは「指の腹の部分を含めた、手の内側全体を使う」という感じです。


まずは手の内側全体を使い、雑巾がけをするような動きでワックスを髪の毛全体になじませていきます。

ワックスをなじませる
手に力を入れすぎると髪の毛にヘンなクセがついてしまうので、あまり力を入れずにやるといいですよ。


で、手の内側全体を使ってワックスを髪の毛になじませていくと、その途中で「おいおい、大丈夫か?」というくらいに髪の毛(見た目)がボサボサになります。

が、ここは気にしなくても大丈夫です。

「髪形を整える、髪の毛に動きを出す」などの細かいところは後で指先を使って仕上げていきますので、まずはその下準備としてワックスを髪の毛全体にまんべんなくなじませるということです。

「ワックスをどのくらいまで髪の毛になじませたらいいんだ?」という大まかな目安は、たいへん申し訳ないのですが、文章だけでお伝えすることはできません。
こればかりは実際にやってみて、何度も回数を重ねてご自身の体で覚えていただくしかありません。



ただ、私の場合(髪の長さはショート、髪の毛の量は平均よりも少し多い)はワックスを髪の毛全体になじませる作業にかける時間は平均して10〜15秒くらいといったところです。

「時間をかけすぎると髪の毛がワックスでベタベタになってしまうので、素早くなじませて仕上げにかかる」という感じです。ご参考までに。

.手ぐしで髪の毛を整えていく。

ワックスが髪の毛全体にまんべんなくいきわたったら、いよいよ髪形を整えていきます。
セットの仕方ですが、基本的には手ぐしで髪の毛を整えるときと同じ要領でOKです。

というのも、「手順4」のやり方さえ間違っていなければ、この時点で髪の毛全体にワックスがまんべんなくなじんでいるはずですので、
特に難しいことをしようとしなくても、手ぐしで髪の毛の形をちょっと整えるくらいで十分にそこそこの仕上がりになるのです。

.指先を使って髪の毛に動きを出していく。

そうは言っても、髪の毛の動きの出し方を知っておいて損はないかと思いますので、ここではイメージ通りの髪形にするための「ワックスを使用しての指の使い方」を4つご紹介。


1.親指と人さし指、中指。3本の指で髪の毛をねじる。
ねじる
魔貫光○法みたいでごめんなさい
親指と人さし指、中指。3本の指で毛束をつかみ、髪の毛をねじるように、ひねるように動かします。トップやサイドの毛先など、ピンポイントで動きを出したいところにおすすめです。

ちなみに、髪の毛の付け根あたりをつかみ、そのままねじるとちょっとしたパーマのようなウェーブがかった動きを出すこともできます。

このやり方を「3本の指ではなく、薬指を含めた4本の指でやる」「髪の毛の真ん中あたりをつかむ」など、指の使い方を少し変えるだけでまたひと味違う仕上がりになりますので、気になる人はぜひいろいろとお試しくださいませ。
2.親指と人さし指、中指。3本の指で髪の毛を伸ばす。
髪の毛を伸ばす
親指と人さし指、中指。3本の指で毛束をつかみ、髪の毛の真ん中あたりから毛先に向かって指を動かします。髪の毛の先っちょが適度にバラけた、ザクザクとした感じにすることができます。

私はこの指の使い方を「えり足やサイドの毛先」に使用しています。

ちなみに、一度につかむ髪の毛の束を少なくすると、よりザクザク感のある見た目に仕上げることができます。
3.片方の手で毛束をつかみ、もう片方の手で毛先から根元に向かって指を動かす。
逆毛を立てる
「逆毛を立てる」って言うんですかね。

片方の手で毛束をつかみ、もう片方の手で毛先から根元に向かって、髪の毛をそぐように指を動かします。

毛先がランダムにクシャクシャとした、躍動感のある動きを出すことができます。ただし、このやり方は動きが出すぎて収拾がつかなくなってしまうことがあるので、髪の長さがミディアム以上の方にはおすすめしません

髪の長さがベリーショート〜ショートの方なら・・といったところです。
4.髪の毛を持ち上げ、手のひらで髪の毛をつかむ。
髪の毛を持ち上げ、手のひらで髪の毛をつかむと空気感のある、ふわっとした仕上がりにすることができます。

私はこの方法をトップや後頭部に使用しています。

トップや後頭部はそのままだとぺたっとした見た目になりやすいので、ワックスがついた手で髪の毛を手で持ち上げ、クセをつけることによってふわっとした感じを出す」ということです。
余談
髪の毛をつかむときに指と指の間に髪の毛が入るようにすると、つかんだところに動きを出すこともできます。ねじるようにつかんでみるのもいいかも。

髪の毛を持ち上げる


髪の毛をつかむ
髪の毛をつかむときはワックスをなじませる時のように手の内側全体を使うのではなく、指先と手のひらの下の方(表現力が乏しくてすいません)で髪の毛を挟みこむようにつかみます。

以降、手順5の「手ぐしで髪を整える」と手順6の「指先で動きを出す」を繰り返していきます。
途中でワックスが足りなくなったらその都度足していきます。最後に形を整えて完成です。


私が手順5と6にかける時間は平均で30秒前後といったところです。手順4でワックスを髪の毛になじませるときと同じで、できるだけ時間をかけず、素早くセットをするようにしています。

.まとめ(6つ)

ワックスを使って上手にセットをするためには、

1.ワックスをつけなくてもそこそこの見た目になるよう、あらかじめドライヤーで髪の毛の形(ヘアスタイル)を整えておく。

2.ワックスは一度にたくさんつけないようにする。

3.まずは手の内側を使い、ワックスを髪の毛全体になじませる。

4.次に手ぐしで髪の毛を整えつつ、指先を使って動きを出していく。

5.慣れないうちは無理に動きを出そうとせず、手ぐしで髪の毛を整えるだけでもOK。

6.時間をかけすぎると髪の毛がワックスでベタベタになるので、できるだけ素早くセットをする。



慣れないうちは失敗することも多々あるかと思いますが、一度コツをつかんでしまえば1分足らずでセットをすることができるようになりますので、ぜひ練習してみてくださいね (・∀・)

以上、ワックスの使い方でした!


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男の髪形


※ 2014/9/29追記
下記URLのサイト(ページ)はこのページのテキストを無断転載しています。

ヘアワックスの使用方法&おすすめワックスで思い通りの髪型にっ*|MERY [メリー]
・http://mery.jp/32303(現在は削除されています

また、上記のページは当サイトのテキストを無断で転載するだけではなく、転載したテキストに女性のモデルの写真を添えることで、もともと男性向けに作っているコンテンツを女性向けのコンテンツにしています。

「自分が書いた文章が書いた本人の知らないところで、違う目的で商用利用されている」のを放置しておくわけにもいかないので9月28日、サイトを運営している会社に権利者侵害として転載部分の削除を依頼しました。

⇒9月30日、転載記事は無事に削除されました。人が書いた文章でお金儲けをしないで欲しいものですね。


トップへ|ページ上部へ|投稿日:2014/3/5

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