ヒルトップ(HILL TOP)のマフラー(ラムウール75%×アンゴラ25%)のレビュー
「軽い・暖かい・肌触りがいい」ラムウール75%とアンゴラ25%の組み合わせは、マフラーの素材におけるひとつの答えかもしれない ヽ(*´∀`)ノ![]() |
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ヒルトップは1817年に設立された、イギリスの老舗ブランドです。ヒルトップはマフラーやストールで人気のある、世界的にも有名なブランドです。
現在は2014年の1月です。私は先月の上旬にヒルトップのラムウール×アンゴラ製のマフラーを購入しました。
それではさっそく、今回私が購入したマフラーのレビューを・・。
と思ったのですが、マフラーの柄や長さの好みなんて人それぞれなので、今回私が購入したマフラーについてどうこう言っても、「だからどうした」という話なんですよね。
なので今回は「ヒルトップのマフラーの柄や長さについて」というよりは。
ヒルトップだけではなく、中〜高価格帯のマフラーでよく見かける素材の組み合わせ「ラムウール75%×アンゴラ25%製のマフラー」の使い勝手や暖かさについてレポートしていきたいと思います。
「ラムウール×アンゴラ製のマフラーってよく見かけるけど、実際のところはどうなの?」なんて人の参考になれれば幸いです。
※ このページに掲載している内容の引用や転載はご遠慮ください。
目次
1.そもそも、ラムウールって何?アンゴラって何?
2.暖かさは?軽さは?
3.アンゴラは毛が抜けやすいって聞いたけど?
4.耐久性はどんなもの?
5.これ以外に気になったマフラーいろいろ
6.おわりに
1.そもそも、ラムウールって何?アンゴラって何?
ラムウールとは |
生後数か月以内の子羊から刈り取った毛のこと。ラムウールはウールよりも毛が細いため柔らかく、肌触りが良いです。 |
アンゴラとは |
アンゴラウサギというウサギから刈り取った毛のこと。アンゴラもまた、ラムウールと同じく「毛が細い・柔らい・肌触りが良い」という特徴があります。 |
アンゴラの欠点 |
アンゴラは1本1本の毛が細いため抜けやすく、抜けた毛が衣服にくっつきやすいです。そのうえ、アンゴラはデリケートな素材のため、乱暴に扱うとすぐに傷んでしまいます。 ⇒関連:コートの素材(生地)の種類と特徴まとめ |
2.暖かさは?軽さは?

1〜2000円で販売されているような軽いマフラーって生地が薄いぶん、寒いことが多いのですが、ヒルトップのマフラーはそんなことがなく、何の不満もないくらいに暖かかったです。

厚さは2ミリくらい?薄いです。

折りたたんでもこの薄さ。マフラーを巻かないとき、カバンの中に入れてもかさばりにくいのがいいですね。
ラムウール×アンゴラのマフラーはそこそこ軽いうえ、マフラーとしての防寒性は十分と、まさにいいところどりの組み合わせという感じです。
余談
気温が一桁台の、風がびゅんびゅん吹いている日に巻いても、首まわりの寒さが気になったことはありませんでした。あ、もちろん、体は寒いです。
また、私は肌が弱いので、マフラーの生地によっては、首のまわりが赤くただれてしまうことがあります。(特に安モノのウールのマフラーは首まわりがチクチクすることが多い・・)
でも、このマフラーを巻いたときは大丈夫でした。

ヒルトップの前に使っていたマフラーもラムウール75%×アンゴラ25%です。
このマフラーは2〜3年前、セレクトショップのエディフィスで何の気なしに購入したものです。
このマフラーの巻き心地が非常に良かったので、今回もラムウール×アンゴラ製のマフラーを探した・・という感じです。

「ベグ」という、ヒルトップと同じくイギリス、スコットランドの老舗ブランドのマフラーです。
ラムウール×アンゴラ製のマフラーといえば、ドレイクス(Drakes)というブランドも人気があります。
3.アンゴラは毛が抜けやすいって聞いたけど?
上記「ベグ」のマフラーを使っていたときには、アンゴラ混だからといって、特に毛が抜けやすいということは感じませんでした。が、今回購入したヒルトップのマフラーは、コートの襟のところに抜け毛がチラホラとついていました。(1週間ほど使用)
同じアンゴラ混のマフラーといっても、モノによって多少の違いはあるのでしょうね。
ちなみに、抜け毛自体はよく見ないとわからないくらいの細いものです。セロテープでペタペタすれば簡単にとることができます。

よく見たら糸のような、細い毛がたくさんあります。これがアンゴラなんでしょうか。
4.耐久性はどんなもの?
ラムウールやアンゴラはウールに比べてデリケートな素材ではありますが、通常の使用をするぶんには、特に問題はないと思います。
ちょっと力を入れて左右に引っ張ると簡単に破れそう。小さい子供がいる人は保管場所に気をつけたほうがいいかも。

カバンの中に無造作にしまったり、家の中できちんとたたまずに放置したりなんかすると、端からほつれてきそうです。
ちなみに私は、家に帰ったらマフラーを4つに畳み、そのまま引き出しの中にしまっています。(どうしようもなく疲れているときは床の上に投げっぱなし)
5.これ以外に気になったヒルトップのマフラーいろいろ
今回私がヒルトップのマフラーを買うにあたり、「これはいい (・∀・)」と思ったマフラーをいくつかご紹介。マフラー選びの参考にでもお読みいただけると嬉しいです。※ リンク切れで画像が正しく表示されない場合があります。
![]() ※Amazon |
実はこのマフラー、画像ではまったくわからないんですけど。
表がチャコールグレーとライトグレーの切り返し、裏がミディアムグレー×ブラックの切り返しという、4色使いのマフラーなんですよ。マフラーを巻いたときにいろんなグレーがチラっと見えるのがおしゃれかなあと。
でも、4色使いのマフラーは未知の領域だったのでビビってしまい、手が出ませんでした。
問答無用で格好いいですね。スーツに合わせて大人っぽく見せたい1本。
私が購入したモデル・ブラック(NF562)の色違い。合わせやすさではネイビー、格好よさではブラックという感じ。私は悩みに悩んだ末、ブラックにしました。
ちなみに、今回私がヒルトップのマフラーを購入したのは楽天のトラッドハウスフクスミというお店です。
ちょっと宣伝くさくてアレなんですけど、このお店にはヒルトップ以外にもドレイクスやクリケット、フェアファックスなど、良さげなマフラーがたくさんあります。
6.おわりに
30代にもなると、単純に好きなものだけを身に着けていればよかった学生のころとは違って、マフラーひとつとっても「子供っぽくならないか、格好をつけすぎていないか、分不相応に高価なものを持っていないか」など、いろいろと気をつかってしまうんですよね。カシミヤやウール、シルクなど、マフラーの素材はたくさんありますが、その中でも、私は今回「ベグ」と「ヒルトップ」、2つのラムウール×アンゴラ製のマフラーを続けて使ってみて。
暖かさや軽さ、肌触りの良さ、見た目の上品さなど、さまざまなバランスにおいて、ラムウール75%とアンゴラ25%の組み合わせは、マフラーの素材におけるひとつの答えかもしれないと感じました。
そうそう、これはマフラーとはまったく関係のないどうでもいい話なのですが、私には彼女やパートナーがいません。(というかぼっちです)
そのため、私は毎年この季節・・クリスマスや年末年始、バレンタインになるとふと空を見上げ、「どうして自分はこんな状況で生きていられるのだろう?」などとセンチな物思いにふけることがしばしばあります。
そんなさえないおっさんの私でも、心は寒くても、体だけは暖かくなれる。ヒルトップのマフラーは、そんな優しさを私にくれました。
また何年後かに新しいマフラーを買うときにも、ヒルトップの・・しいては、ラムウール×アンゴラ製のマフラーを候補のひとつとして考えたいと思います。
以上、ヒルトップのマフラーのレビューでした!
おわり (´・ω・`)
・価格帯:6000〜1万2000円
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