俺がこれまでにやらかしたファッションの失敗を書いていく
・職場で「頭で覚えられるからいいやと思ってメモを取らずに上司の話を聞いていたら、後になって話の内容を忘れてしまい、怒られた」
・恋愛で「相手のことが好きすぎて、向こうからの返信を待たずにメールを連続で送信したらウザがられた」
・1人暮らしで「夜遅い時間にこのくらいなら大丈夫だろうというくらいの音量で音楽を聴いていたら、隣に住んでいる人から壁ドンをされた。自分の生活音は自分で思っている以上に隣に筒抜けだ」
などなど、仕事にしろ恋愛にしろ1人暮らしにしろ、どんな分野にしても、慣れないうちは目も当てられないような失敗をやらかすことがありますよね。
「失敗は成功のもと」とは言うものの、できることならしたくはないものです。
ということで今回は、「人の失敗から学べることもある」というテーマのもと、私がこれまでにやらかしたファッションの失敗をお話していきたいと思います。
なお、今回の記事は美容院の失敗談同様、当時の感情をできるだけナマで伝えたいと思いますので、誠に勝手ながらタメ口でお話させていただきます。
※ ほとんどネタのような記事なので、時間に余裕のある人だけ読んでね!
目次
1.猿マネフォイ
2.聞かれてもいないのに「○○のブランドはダメ」とか語り出しちゃう
1.猿マネフォイ
これは今から10年以上前、俺が20〜21歳くらいの・・・漫画のワンピースで言うと、ルフィがクロコダイルと戦っていたときくらいの話だ。「2000年代前半の就職氷河期まっただ中と言われていた不景気な時期」といえばイメージしてもらえやすいだろうか。
当時の俺は同じ大学に通っているM君という友人のファッションをよく真似していた。
M君は「おしゃれで人あたりも良く、友達も多くてかわいい彼女もいる」という、現代風に言えばまさに「リア充」という言葉がお似合いの人だった。
俺は当時おしゃれが好きではあるものの、服の知識があんまりなかったこと、思うような着こなしができなかったこと、そして「自分もM君のようにおしゃれになりたい!」と思ったこともあってか、M君が身に着けている服をマネしまくった。
昔から「物事が上手くいっていないときは下手に自分の頭を使うよりも、上手くいっている人のやり方をマネする方が良い」って言うからな。
具体的にどんなものを真似したのかというと、M君が履いていたのと同じスニーカー・ニューバランスのM576を買って、M君が使っているのと同じポーターのウエストポーチを買って・・という感じだ。(当時は今以上にポーターが人気だった)
もちろん、何でもかんでもマネをするのはM君が嫌がるだろうから、マネをして買った服はM君と会っていないときに着るようにした。
マネをするなら堂々とすればいいのに、M君の知らないところで、コソコソとマネをし続けたというわけだ。
ここまでで俺が思いっ切りの悪いヘタレな男だということは十分に分かってもらえたかと思う。
話を戻す。
「良いな」と思った人のファッションを取り入れていくことの何が楽しいのかっていうと、何といっても、自分の部屋のクローゼットに自分のセンスでは見つけられないようなおしゃれな服が少しずつ増えていくことだ。
それまでは自分でも「うーん、これは・・」と思うような服ばかりだったクローゼットが少しずつおしゃれな服で埋まっていくのはなかなかの快感だからな。
・・とまあ、そんなこんなで俺はM君の服装をマネし続けていたわけだが、あるとき、とあるブランドのTシャツ(仮にA社とする)を買ったことで、俺の猿マネファッションは終わりを迎えることになった。
A社はいわゆるストリート系のブランドで、Tシャツにしてもパンツにしても、少し大きめのサイズを選んでダボっと着るのが正解とでも言わんばかりに、ゆったりめの服が多かった。
※ 2014年現在、ストリート系のファッションは下火です。
そもそも、ストリート系のファッションのように大きめサイズの服をダボっと着る着こなしは背が高い、またはガタイが良い人がやるからこそ格好良いファッションだ。
身長が180センチ近くもあるM君ならともかく、俺のような背が低く(160センチ)、きゃしゃで線が細い人間には似合うはずがないんだ。
でも、当時の俺にはそんな簡単なことがさらさら分からなかった。
A社は当時人気絶頂のブランドだったので、Tシャツ1枚で1万円近くすることもザラだった。
俺はなけなしのバイト代をはたいてA社のTシャツを購入し、家に帰ってそのTシャツを試着した。
鏡の中にはぶかぶかの服を着ている小学生高学年の男の子のような・・・、母親に「これからどんどん背が伸びてそのうちちょうど良いサイズになるから、服のサイズは2、3サイズ大きいくらいの方がいいの!」とでも言われていそうなしょっぱいビジュアルをした自分が映っていた。
それ以来、俺はM君のファッションを真似するのをやめた。
みんな、良いと思った人のファッションを取り入れる(マネする)のはいいけど、ちゃんと自分に似合うかどうかも考えないといけないぞ!
でないと、高いお金を払って鏡の中に笑えるものを見ることになるぞ!
⇒関連:無印良品やユニクロから学ぶ、服のコーディネートのコツ
2.聞かれてもいないのに「○○のブランドはダメ」とか語り出しちゃう
これは今でもたまにやってしまいそうになることではあるんだが。ファッションって、ある程度の数服を着たら「ここのブランドの服はいい、このお店の服はダメだ」とか、そういったことが体感的にわかるようになってくるんだ。
※ 実際には、組み合わせや着こなし方次第でどうにでもなる場合が多いので、本当にダメなブランドやお店はそうそうありません。念のため。
もちろん、良い服とそうでない服の違いがわかるようになること自体は、自分のファッションセンスが上がった証拠でもあるから、悪いことじゃあない。
でも、俺なんかはファッションぐらいしか得意分野がないので、友人と服の話にでもなろうものなら、ついつい「ここのブランドの服はいい、このお店の服はダメだ」などと、聞かれてもいないことをあーだこーだ言ってしまいそうになるんだ。
「言ってしまいそうになる」ではなく、正しくは「実際に何度も言ってしまっていた」だな。
これがよくない。
何がよくないのかって言うと、世の中には、俺なんかよりもはるかにおしゃれな人がいくらでもいるからだ。ひょっとしたら、今、この文章を読んでくれているあなたの方が俺よりもはるかにおしゃれかもしれないしな。
そんな、俺よりもはるかにおしゃれな人が、俺が「ここのブランドの服はいい、このお店の服はダメだ」なあんて薄っぺらいうんちくを語っているところを見たら・・。
言葉には出さないものの、「お前も大しておしゃれじゃないクセに、わかったようなこと言ってんじゃねーよ」と思っているに違いないことだろう。
実際、服に無頓着な人よりも中途半端に服をかじって分かったような気になってるやつの方がはるかにダサいからな。
黙っていたらそこそこおしゃれに見られたかもしれないのに、言わなくてもいいような余計なことを言ってしまうからダサくなるってことだ。
20代以降のある程度の年齢になってから服に興味を持ちはじめた人は特にこの失敗をしやすいから気をつけておくといい。ファッションに慣れていないうちは他の人に「おしゃれですね」と思われたい気持ちが強くなりがちだからな。
みんな、たとえ服のことがある程度わかるようになったとしても、それを得意気には語らないことだ!心の中で思うだけにとどめておけ!
俺たちのようなにわかおしゃれ好きのファッションうんちくなんて、詳しい人からすれば井の中の蛙だ!
※ すいません!いつもサイトの中で「○○はダメ」とか偉そうなことばかり言っているのに「お前が言うな」という感じですいません!
3.プリーズルックアットミー
これは俺が20代前半のころの話だ。当時の俺は大学を卒業し、新卒で就職をすることができず、フレッシュな大学生からダメ人間街道まっしぐらのパラサイトフリーターにジョブチェンジしていた。
実家暮らしのフリーターといえばたしかにダメダメなんだが、当時の俺は学生のころに比べてバイトできる時間が増えたため、未来への希望はないものの、服にかけるお金だけはそこそこあった。
そこで俺はそれまでアクセサリーを身に着けたことがほとんどなかったから、「小物使いが上手くなって女性にモテたい」と思ったこともあってか、いろんな小物に挑戦した。
ストールは毎年1万円以上もするブランドのものを春に1本、秋に1本は買っていた。マフラーも毎年1本か2本は買っていた。
ネックレスやブレスレットの類はシルバー・レザーを問わず、数か月に1個は買っていた。
度が入っていない伊達メガネや足首に巻くミサンガのようなブレスレットにも手を出した。
そこでだ、これはわかってくれる人も多いんじゃないかなあと思うんだけど、服にしろ小物にしろ、新しいアイテムを身に着けているときって、一緒にいる人に何かしらのリアクションをして欲しいだろ?
「おしゃれですね」とか「おー、そのブレスレット格好いいじゃん」とか。リアクション自体は何でもいいんだけど、とにかく何かしらの反応が欲しいわけだ。
でも悲しいかな、よほど観察力のある人間、または相手が自分にとって興味のある人でもない限り、俺も含めて、ほとんどの人は他の人が身に着けているものに対していちいちリアクションなんてしないんだよな。
それに、当時の俺のファッションセンスなんて赤ちゃんに毛が生えたようなものだからなおさらだ。
でも、俺はあきらめなかった。
俺は「せっかく買ったものなんだから、それでも何かしらのリアクションが欲しい」と思い、新しいブレスレットを身に着けているときは友人の前でわかるようにわざとらしく腕まくりをしたり、伊達メガネをかけているときは友人の前でメガネの真ん中の金具を人指しゆびでクイっとしたりした。
今にして思えば、気持ち悪いにもほどがある。もちろん、友人はノーコメントだ。
みんな、新しい服やアクセサリーを買ったときに他の人に見て欲しい気持ちはわかるが、ほとんどの人は自分以外の人のことに興味なんてないんだから、黙っておいた方が身のためだぞ!
それに、身に着けているものが本当に格好良かったら、黙っていても相手が勝手に褒めてくれるぞ!
ついでに言っておくと、
![]() |
トキオ・ナレッジ 宝島社 |
4.新しく買った服をすぐにおろしちゃう
これはさっきのアクセサリーの話と似ている部分もあるんだけど。決して、新しく買った服をすぐにおろすのがダメってわけじゃないんだ。でも、新しく買った服って、自分が気に入ったからこそ買ったわけだろ?
そうすると・・・、新しく買った服って、気に入って買っているからこそ、実物のクオリティ以上におしゃれに、格好良く見えてしまうことがあると思うんだ。
そうなると、いちファッション好きとしては、早くその服を着て外に出かけたいと思うよな?
これ自体は悪いことじゃあないんだ。せっかく新しい服を買ったんだから、早くその服を着て外に出かけたいと思うのはごくごく自然なことだ。
もし仮に「すっごくおしゃれな服を買った、早く他の人に見て欲しい!」と思っていたとしても、そのことを口には出さずに黙っておけばいいだけの話で、大した問題じゃあないんだ。
問題は、シャツとジャケットとパンツという風に、新しい服を2着以上同時に購入し、それらの服を一緒にコーディネートする場合。
このときにそれぞれの服をはじめから一緒に合わせるものとして購入していたのであれば、特に問題はない。
でも、はじめから合わせるつもりで購入したわけではなく、「たまたま気に入ったから購入した複数の服を一緒にコーディネートするとき」は気をつけたほうがいい。
どれもがみんな買ったばかりのお気に入りの服だから。
無意識のうちに自分の目に「新しく購入した服は実物以上におしゃれ、格好いい」というフィルターがかかって、後で冷静になって考えたらイマイチなコーディネートなのに、ついついイマイチなコーディネートをやってしまうなんてことが起こりかねないんだ。
実際、俺はこの手の失敗を何度もやってきているからな。気を抜くと今でもやりそうになってしまうくらいだ。
みんな、新しく買った服をおろすときは一歩引いた目で冷静にコーディネートを考えた方がいいぞ!
そのときのテンションだけでコーディネートしてしまうと、けっこうな確率で失敗するぞ!
おわりに
ファッションにおいての失敗って、色の組み合わせ方が悪いとかサイズが合っていないとか、物理的なことに理由があることがほとんどなのですが。「他の人におしゃれですねと言われたい」とか「格好よく見せたい」とか、他の人に良く見られたいがために余計なことをやってしまったことによっての失敗・・・。
物理的ではなく、精神的なことが理由で失敗してしまうこともあるかと思いますので、今回はそういったネタをメインにお話させていただきました。
アホみたいなことばかり言ってしまいましたが、少しでも服のコーディネートを考えるときの参考になれれば嬉しいです〜 (・∀・)
以上、管理人がこれまでにやらかしたおしゃれの失敗談でした!
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