メンズアウターの種類と特徴をまとめてみたけど需要ある?(6つ)
よほどのファッション好きでもない限り、男性が着るアウターは、この6種類だけ知っておけば大丈夫。
今回はアウターの種類や特徴、コーディネートの仕方についてお話していきたいと思います。春用に、秋冬用にと、服選びの参考になれれば幸いです。
目次
1.Pコート(Pea Coat)
2.ダッフルコート(Duffle Coat)
3.キルティングジャケット(Quilthing Jacket)
4.ダウンジャケット(Down Jacket)
5.ブルゾン(Blouson)
6.トレンチコート(Trench Coat)
7.まとめ
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1.Pコート(Pea Coat)
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特徴 |
厚手のウール生地で作られている、丈の短い上着のことをPコートといいます。
前のボタンがダブル掛けになっているものはフォーマルな印象に、シングル掛けになっているものはカジュアルな印象になります。
「シンプルでコーディネートがしやすく、そのうえ暖かい」と、Pコートは流行りすたれのない、定番中の定番のアウターです。 |
コーディネート |
ダブル掛け、シングル掛けともに、Pコートは普段使い、スーツスタイルと、服装を選ぶことなくコーディネートすることができます。
カジュアルな服装にダブル掛けのPコートを合わせて、カッチリとした着こなしをするのもいいですし。
ビジネススーツにシングル掛けのPコートを合わせて、スマートな着こなしをするのもいいですね。 |
まとめ |
Pコートには「冬のアウターに迷ったら、Pコートを選んでおけば何とかなる!」というくらいの安定感があります。
ネイビーやチャコールグレーなど、定番カラーのPコートを1着持っておくと何かと重宝することでしょう。
<関連>
⇒Pコートの色は何色が合わせやすい?
⇒Pコートの裾の長さはどのくらいがいい?
ちなみに、最近は保湿性と柔軟性に優れた、メルトン製(圧縮ウール)のPコートが人気です。 |
代表的なブランド |
ショット(Schott)、フィデリティ(Fidelity) |
余談 |
Pコートはもともと漁師や船乗り、海軍が着ていた防寒用のコートです。Pコートの「Pea」は「錨(いかり)の爪」を意味します。
その名残なのか、Pコートのボタンには錨のマークがあしらわれているものが多いです。
厳密には、左画像のコートのように、前のボタンがダブル掛け(ダブルブレステッド)になっているもののみをPコートといいます。
が、最近では呼び方の線引きがあいまいになってきているのか、右画像のようなシングル掛けのコートもあわせてPコートと呼ばれています。 |
2.ダッフルコート(Duffle Coat)
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特徴 |
ウール生地で作られている、フード付きの厚手のコートのことをダッフルコートといいます。
ダッフルコートの最大の特徴は「トグルという大きめの留め具と、それと対になっているヒモを用いてコートの脱着をすること」です。
フードに大きめの留め具と、ダッフルコートはそのデザイン上、カジュアルよりの印象になります。 |
コーディネート |
カジュアルテイストなデザインのため、スーツスタイルには合いません。
普段着で合わせる場合にも注意が必要です。
「ゆったりめのジーンズやカーゴパンツ」など、ダッフルコートをラフな服装と合わせると、あまりにもカジュアルすぎて「あか抜けていない学生」という感じの、野暮ったい印象になりやすいです。
ダッフルコートを着るときはカジュアルに着こなそうとせず、画像のようにジャストサイズ〜細めのパンツと合わせ、きれいに着るようにするとコーディネートが上手くいきやすいです。 |
まとめ |
ダッフルコートは上手く着こなすことができればかなり格好いいのですが、そのぶん、失敗もしやすいです。
ハッキリ言って、ファッション初心者の方にはおすすめできません。ダッフルコートはある程度ファッション慣れしている、中級者〜上級者向けのアウターです。 |
代表的なブランド |
グローバーオール(Gloverall)、モンゴメリー(MONTGOMERY) |
余談 |
ダッフルコートは北欧の漁師が着る防寒コートとして使われていたことがはじまりとされています。
フロント部分にボタンではなく、トグルをもうけたのは「漁師が仕事中、手袋をしながらでもコートの脱着ができるようにしたため」なのだとか。 |
3.キルティングジャケット(Quilthing Jacket)
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特徴 |
表地と裏地の間に綿が入っており、前面にダイヤ柄などのステッチが入っているジャケットのことをキルティングジャケットといいます。
キルティングジャケットはナイロンやポリエステル製のものが多いです。
そのおかげもあってか、キルティングジャケットは暖かさこそPコートやダッフルコートに一歩譲るものの、軽くて薄い、その上そこそこ暖かいという、とても使い勝手のいいアウターです。 |
コーディネート |
シンプルなので、ニットやカーディガンの上にさらっとはおるのもいいですし、ビジネススーツの上にアウターとして着るのもOKです。
なお、キルティングジャケットは全体的に着丈が短いものが多いため、スーツに合わせる場合は背広よりも短くならないよう、サイズ選びに気をつけましょう。 |
まとめ |
キルティングジャケットは「軽い・薄い・格好いい・コーディネートがしやすい」と、いいところばかりです。
暖かさはそこそこなので、真冬に着るのは厳しいのですが、11〜12月中旬、3〜4月上旬あたりの肌寒い季節に大活躍できそうなアウターです。 |
代表的なブランド |
ラベンハム(LAVENHAM)、マッキントッシュ(MACKINTOSH)、トラディショナルウェザーウェア(Traditional Weatherwear) |
4.ダウンジャケット(Down Jacket)
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特徴 |
表地と裏地の間に綿ではなく、羽毛を詰めたジャケットのことをダウンジャケットといいます。日本では、ユニクロでおなじみのジャケットですね。
ダウンジャケットはデザインの特性上、もこもこしてしまいやすいことが難点ですが、軽い、暖かい、コーディネートがしやすいと、使い勝手の良さはかなりのもの。
もちろん、真冬の厳しい寒さとも余裕で戦うことができます。 |
コーディネート |
ダウンジャケットはキルティングジャケットとは違って厚さがあり、カジュアルよりのデザインです。そのため、スーツには合いません。
とはいえこのダウンジャケット、普段用に着る場合は、合わせる服を選ばないため、コーディネートがとてもしやすいです。
ジーンズやチノパンと合わせてラフに着こなすのもいいですし、細めのパンツやブーツと合わせて大人っぽい着こなしをするのもアリです。
ちなみに、数千円代で手に入るダウンジャケットは見た目がもこもこしたものばかりです。それなりに格好いいダウンジャケットは数万円します。
「ダウンジャケットを格好よく、おしゃれに着こなしたいのであれば、そこそこいい値段がするものを着るようにしましょう」ということですね。 |
まとめ |
ダウンジャケットはスーツに合わせることこそできないものの、軽い、暖かい、コーディネートがしやすいと、とても使いやすいアウターです。 |
代表的なブランド |
モンクレール(Moncler)、デュベティカ(Duvetica)、タトラス(TATRAS) |
5.ブルゾン(Blouson)
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特徴 |
ブルゾンとはフランス語で「丈の短い上着」のことです。英語では「ジャンパー」といいます。
ウインドブレーカーやジージャン、スカジャン、スタジアムジャンパーなどもブルゾン(ジャンパー)にあたります。
丈の短い上着を「ブルゾン」、丈の長い上着を「ジャケット」ともいいます。 |
コーディネート |
多種多様な上着があるので、それらすべてのコーディネートの仕方をお伝えすることは難しいのですが。
ウインドブレーカーのようなスポーツテイストのブルゾンを着るのであれば、デニムやスウェットパンツなどのラフな服と、
上画像のようなクラシックなデザインのブルゾンを着るのであれば、ニットやスラックス、綿パンなど、落ち着いたデザインの服と合わせるといいでしょう。 |
まとめ |
丈が短い上着のことを総称して「ブルゾン」といいます。上着のデザインによって合わせる服をかえていくといいでしょう。 |
6.トレンチコート(Trench Coat)
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特徴 |
前のボタンがダブル掛けになっていて、腰についているベルトをしめて着るコートのことをトレンチコートといいます。
トレンチコートは「第一次世界大戦のときにイギリス軍が寒冷地での戦いに適した防水用コートとして開発した」のがはじまりです。
もともとが軍用のレインコートということもあってか、トレンチコートはロング丈が主流です。
が、最近はショート丈のアウターが主流(トレンド)ということもあってか、右画像のような、丈の短いトレンチコートを見かけることもしばしばあります。 |
コーディネート |
ロング丈にせよ、ショート丈にせよ、クラシックな印象になります。
春先にスーツの上にはおるのもいいですし、きれいめ系の服と合わせるのもいいですね。
ちなみに、ロング丈は背が高くて足が長い人向けです。(175センチ以上?)
そうでない人がロング丈のトレンチコートを着ると、見た目のバランスが悪く、服に着られているという感じになりやすいです。 |
まとめ |
トレンチコートは大人っぽい、クラシックな印象になります。 |
代表的なブランド |
バーバリー(BURBERRY)、アクアスキュータム(AQASCUTUM)、グレンフェル(GRENFELL)、バーバリーブラックレーベル(BURBERRY
BLACK LABEL) |
7.まとめ(6つ)
1.Pコートはスーツにも普段着にも使える、定番のアウター。1着持っておくと、何かと重宝する。
2.ダッフルコートはカジュアルより。中級者〜上級者向けのアウター。
3.キルティングジャケットは軽くて使いやすい。普段着、スーツの両方OK。
4.ダウンジャケットはカジュアルより。使いやすいが、いいものは高い。
5.ブルゾンとは、丈の短い上着のこと。
6.トレンチコートは大人っぽい、クラシックな印象。
以上、メンズアウターの種類と特徴についてでした!
ステンカラーコートとモッズコートを入れ忘れたというのはないしょ
ちなみに私(30代前半・男)は今年の冬、11月〜12月は黒のキルティングジャケットを、真冬はシングル掛けのネイビーのPコートを着る予定です。ご参考までに〜 (・∀・)
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トップへ|ページ上部へ|投稿日:2013/11/15|最終更新日:2013/11/24