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髪の毛を上手にセットするためのドライヤーの使い方(男性向け)

ドライヤーの使い方を制する者はセットを制する。


髪の毛を頭の中で思い描いたイメージ通りにセットするためには、整髪料の選び方や使い方、セットの仕方を知ることももちろん大切ですが、ドライヤーの使い方はそれ以上に大切です。

ということで今回は、髪のセットの基本中の基本・ドライヤーの使い方を私個人(30代・男)の事例も交えながらお話していきたいと思います。

・美容院でしてもらったときのような格好いいセットが自分でできるようになりたい。

・でも、どういう風にしたらいいのかが分からない。


なんて人の参考になれれば幸いです。


この記事は髪の毛の長さがショート〜ミディアムの男性向けに書いています。髪の毛の長さがロングの方や女性の方には対応していません。

目次

1.そもそも、どんな風に乾かすの?どこまで乾かすの?

2.お風呂場や洗面所で髪の毛を流す。(お湯で)

3.タオルで髪の毛をふく。(タオルドライ)

4.ドライヤーの強風(ターボ)で髪の毛をざっと乾かす。

5.ドライヤーの中(セットモード)で髪形を整える。

6.ドライヤーの冷風(クール)で仕上げ。

7.まとめ(6つ)


このページに掲載している内容の引用や転載はご遠慮ください。

.そもそも、どんな風に乾かすの?どこまで乾かすの?

寝グセをきっちりと直し、整髪料をつけなくてもそこそこの見た目になるよう、髪形を整えながら乾かすことが目的です。

「ドライヤーでのブローだけで整髪料をつけなくても外出できるくらいの見た目まで持っていく」ということですね。

髪の毛は完全に乾かすのではなく、半乾きの状態まで乾かします。どうして半乾きなのかといいますと、髪の毛が完全に乾いているときよりも半乾きのときの方が整髪料がなじみやすいからです。

それに、ドライヤーの強い風だけで髪の毛を完全に乾かしてしまうと、ただ乾くだけではなく、髪の毛に必要な水分まで失われてしまいます。髪の毛の水分が不足すると毛先がパサパサになります。

ここまでをいったんまとめますと、「ドライヤーで8割くらいまで乾かす。残りの2割は自然乾燥でいい」ということです。

ちなみに半乾きとは、目安としては鏡をぱっと見たときに髪の毛が水分で束になっておらず、手で触ったときに「少し湿っている」くらいの状態です。

.お風呂場や洗面所で髪の毛を流す。(お湯で)

寝グセをしっかり落とすという意味もこめて、まずは髪の毛をまんべんなく流します。水で流すよりもお湯(40度前後)で流した方が寝グセがきちんと落ちます。

夏の暑い日に朝っぱらから髪の毛にお湯をかけるのはけっこうキツいので、そのあたりは臨機応変に。

どこで髪の毛を流すのかは、お風呂場のシャワーでもいいですし、洗面所にシャワーがついている方はそのまま洗面所で・・というのもいいでしょう。

ちなみに私は洗面所にシャワーがついておらず、髪の毛を流すためだけにお風呂場に入るのは面倒くさいという人なので、洗面所にそのまま頭を突っこみ、蛇口から出るお湯で髪の毛を流しています。(このやり方は肩がこるので気をつけて

.タオルで髪の毛をふく。(タオルドライ)

シャワーで濡らした髪の毛をタオルでしっかりとふきます。ここでのポイントは2つです。

1.タオルで力まかせに髪の毛をゴシゴシとふいてはいけない。
タオルで髪の毛をふくときに力が入ったり、ゴシゴシと乱暴なふき方をすると、髪の毛が必要以上に擦れてしまいます。そうなると髪の毛が傷みます。
2.タオルで頭皮をマッサージするように、優しく髪の毛をふく。
タオルドライの目的は髪の毛についた水分をふきとることです。髪の毛についた水分をふきとるだけであれば、力を入れる必要はありません。

タオルを力まかせに左右にゴシゴシとするのではなく。タオルで髪の毛を上から押さえるように、ゆっくりと、頭皮をマッサージするようにタオルドライをするといいでしょう。


・・とはいえ、1分1秒でさえ貴重な朝の時間に「タオルで髪の毛を丁寧にふく」なんてことを毎日実行するのはなかなか難しいことかと思います。

できそうなときや気がついたときだけでOKです。

.ドライヤーの強風(ターボ)で髪の毛をざっと乾かす。

まずはドライヤーのターボモードで髪の毛をざっと乾かしていきます。ここでのポイントは4つあります。

1.ドライヤーと髪の毛の間には距離をとる。
ターボモード(市販されている一般的なドライヤーの場合、出力は1200Wくらい)は風が強く、風の温度も高いため、短時間で髪の毛を乾かすのにはいいのですが、それだけパワーがあります。

ドライヤーと髪の毛の距離が近ければ近いほど、ドライヤーの風が髪の毛と頭皮にかかります。ドライヤーと髪の毛の距離が近くなると、それだけ髪の毛や頭皮に負担がかかります。

ターボモードにしろ、それより弱めのセットモードにしろ。

ドライヤーのブローで髪の毛や頭皮を傷めないようにするためには、ドライヤーと髪の毛の間の距離は最低でも15センチ、できれば20センチ以上とるようにするといいでしょう。
2.髪の毛の根元に風をあてるようにする。
毛先はすぐに乾きますので、まずは乾きにくい髪の毛の根元に風をあてていきます。

このときドライヤーの風を上からあてるのではなく、髪の毛を手で持ち上げるようにし、下からあてるようにします
こうすると髪の毛の根元が乾きやすくなるだけではなく、適度に空気感のある、ふんわりとした仕上がりになります。
3.乾かす順番は「後頭部⇒頭頂部、またはサイド⇒前髪」
乾きにくいところから乾かしていきます。「鏡から見て遠いところ(見落としがちなところ)から乾かしていく」ともいえますね。

前髪やサイドは鏡で見えるので、気を配る人がほとんどかと思います。しかし、後頭部や頭頂部は鏡でじかに見ることができないぶん、見落としがちな人も少なくないと思います。

私なんかは「前髪やサイドだけ乾いていて後頭部が乾いていない」なんてことがよくあります。

そうならないようにするためには「乾きにくいところや見落としがちなところから乾かしていき、乾きやすい前髪は最後でいい」ということですね。


「前髪はクセがつきやすいので、先に前髪から乾かした方がいい」という話もあります。ここでの目的は「髪の毛全体をざっと乾かすこと」ですので、そこさえ大丈夫であれば、乾かす順番はどこからでもOKです。
4.ドライヤーを同じところに長時間あてないようにする。
ドライヤーを同じところに長時間あてると、風があたっている部分が乾きやすくなります。

また、ドライヤーを同じところに長時間あてると、風をあてたところにクセをつけることができます。これは髪の毛にボリュームを出したいときや動きを出したいときに役立つテクニックです。

しかし、やりすぎは禁物です。

やりすぎると髪の毛や頭皮に負担がかかります。また、ドライヤーの使い方に慣れないうちは、風をあてたところに「こんなハズじゃなかった」とつぶやきたくなるような変なクセがついてしまうことがあります。

「じゃあ、同じところにドライヤーの風をあてるのは何秒くらいまでならOKなんだ?」というのは人によって、髪質や髪の毛の量によって違いがあることとは思いますが。

私の場合は「ドライヤーの風はターボモード(強)やセットモード(中)を問わず、同じところに5秒以上あてないようにする」という自分ルールを設けています。


私の場合、ターボモードを使用する時間は1〜2分といったところです。ご参考までに。
(私の髪の長さはショート。前髪は眉毛にかかるか、かからないかくらい。サイドは耳に1〜2センチかかるくらいです)

.ドライヤーの中(セットモード)で髪形を整える。

ターボモードである程度髪の毛が乾いたらセットモードで髪形を整えていきます。

人によって好みの髪形はいろいろあることとは思いますが、ここではイメージ通りの髪形にするための「ドライヤーのあて方と髪の毛の持ち上げ方」を3つご紹介。

1.ボリュームを出したいときには
手で髪の毛を持ち上げ、髪の毛の根元にドライヤーの風を下から数秒間あてます。その後に手ぐしで形を整えます。

私は頭頂部から前髪付近にかけてボリュームを出したいので、そのときにこの方法を使っています。
2.流れるような動きを出したいときには
流したいところの髪の毛を手で持ち上げ、ボリュームを出したいときと同じように、ドライヤーの風を下からあてます。その後に流したい方向に向かってドライヤーの風を上からあてます。最後に手ぐしで形を整えて完成です。

「前髪を左から右に流したいのであれば、左から右に向かってドライヤーの風を上からあてる」ということですね。


余談ですが、私は散髪をしてから1カ月ほどたち、髪の毛が伸びてきて

「だいぶ伸びてきたけど、まだもうちょっとは散髪に行かなくても大丈夫かなあ。でも、このままだと重たく見えてしまいやすいから、動きを出して少しでも軽く見せたい」


なんてときにこの方法をつかっています。(前髪を左右に分けて流したり、サイドの髪の毛を前から後ろに向かって流したり)
3.パーマのような動きのあるクセをつけたいときには
動きをつけたいところの髪の毛を手で持ち上げ、そこにドライヤーの風を数秒間あてます。(ドライヤーの風を髪の根元ではなく、髪の毛に直接あてるということ)

このやり方は「髪の毛をぎゅっとつかむように持つ、引っ張るように持ち上げる」など、髪の毛の持ち上げ方でどんなクセがつくのかが変わってきます。


私の場合、セットモードを使用する時間は1分前後といったところです。「ドライヤーに時間をかけすぎると髪の毛が乾きすぎてしまうのでスピーディに」という感じです。

.ドライヤーの冷風(クール)で仕上げ。

ドライヤーの冷風には髪の毛のキューティクルを閉じ、ツヤを出す効果があります。

ターボでざっと乾かし、セットモードで形を整え、冷風で最後の仕上げをする」ということですね。冷風をあてる時間は数十秒程度でOKです。

この後は好みで整髪料をつけていきます。


⇒関連:ワックスの種類と選び方ワックスの使い方

.まとめ(6つ)

髪の毛を上手にセットするためには、

1.お湯で髪の毛を濡らし、寝グセをしっかり落とす。

2.タオルドライは髪の毛をゴシゴシするのではなく、マッサージをするように優しくおこなう。

3.タオルドライが終わったら、ドライヤーのターボモードで髪の毛をざっと乾かす。

4.その次はセットモードで髪形を整える。

5.最後は冷風でツヤを出して仕上げ。

6.ここまでの流れを髪の毛を完全に乾かさずに半乾きの状態でできるように行う。



ドライヤーの使い方ひとつでセットの仕上がりは大きく変わります。

慣れるまでは難しく感じることもあるかと思いますが、慣れてしまえばこの1連の流れが4〜5分くらいでできるようになりますので、ぜひ練習してみてくださいね。

以上、髪の毛を上手にセットするためのドライヤーの使い方でした!



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トップへ|ページ上部へ|投稿日:2014/2/20

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